セミナーは商談や取引を発生させていくのにとても有効ですが、一番重要かつ難しいのは集客でしょう。現状を把握し、対策を練ることが重要になってきます。そこで、セミナー集客サイト(ポータルサイト)を比較する際のポイントや基本的な説明、数ある中から集客サイトを選ぶ際に気を付けるポイント、目的に合わせたセミナー集客方法、継続的にセミナーを開催していく時に大切な集客方法の改善点等について解説します。

SNSによる集客

複数回のセミナーを開催する場合、時間はかかるかもしれませんがFacebookやTwitterなどSNSによる集客がおすすめです。

Facebookのイベントページは簡単に作ることが可能です。セミナーの目的やベネフィット(製品やサービスを利用することで消費者が得られる有形、無形の価値のこと )を分かりやすく明確に記載しましょう。また、イベントページの詳細の記入欄は11~12行を超えると畳まれていましますので、伝えたい事はページのファーストビューにおさまるようにしましょう。情報を小出しにしたり、人を惹きつけるような写真を使って集客を集めるのも1つの方法です。そして、イベント当日までは出店者の情報を更新したり、イベント終了後はお礼や追加情報などを定期的に発信したり、今後のセミナー集客の為にもイベントページの更新を怠らないようにしましょう。イベント後に写真をアップすることを事前に告知しておくことで、参加者がイベント終了後もアクセスする等の工夫もおすすめです。参加者のリピートや、終了したセミナーの口コミを広げることを目標にしましょう。Facebookの活用として、名刺交換した人の中からセミナーの趣向に合いそうな人を探し、友だち申請をするのもいいでしょう。承認してもらえたら、丁寧なメッセージと共にイベントに招待しましょう。いきなりイベントに招待するのではなく、相手の投稿に良いねやコメントを入れて交流を深めてから招待するのもおすすめです。

Facebook広告は予算を決めることができますので、無理のない広告運用をすることができます。また、ターゲットも細かく設定できますので、セミナーの対象者に合わせたターゲットを設定するとより効果的です。Facebook広告から集まったユーザーは購入目的ではないことが多いので、いきなりセミナーの告知はせず、有益な情報を提供して見込み客化していくという行程を見据えます。

 

Twitterは、単なる情報の提供では効果を得られませんので、主催者のイベントへの思いや個性を明記した上でイベントの日時や場所を記載し、集客を集めるようにしましょう。

セミナー集客サイト(ポータルサイト)

セミナー集客の支援をしてくれるサイトで、無料でセミナー告知をしてくれることも多く、コストがかからず新規参加者を集めるのにとても有利です。有料の場合もありますが、自社で集客用のサイトを作成して最初からマーケティングをするよりコストを抑えることができるでしょう。参加者が有益なセミナーだと感じれば商品やサービスを購入し、収益につながっていきます。

初めてセミナーを開催する場合、セミナー集客サイト(ポータルサイト)を活用することで、多くの人の目に留まる可能性が出てきます。 ポータルサイトの閲覧者は、セミナーに参加したり学ぶという意識が高いので、セミナーへの興味を引くことができればセミナー参加に繋がっていくことになります。ただし、サイトの閲覧者は必ずしもこちらの求める顧客層と合うとは限らないので、自社セミナーがどういう層にとってメリットになるのかという説明が必要になります。セミナーの申し込みから運営までの管理もポータルサイトの機能でできますので、大変便利です。また、プロのアドバイザーが相談に乗ってくれるケースもあります。

 

会場担当者との交渉や機材の手配、当日の会場整理といった雑務や専門的な知識が必要な場合、セミナー集客をすべて自社で行うのはなかなか難しいため、そういう部分をプロに任せた方が順調に進む場合が多々あるようです。セミナーポータルサイトを利用するのも有効な手段での1つです。セミナーの情報を探している人が集まる場なので、効率よく告知することができます。セミナーのポータルサイトにバナー広告(広告に見えないような工夫を)を出すこともできます。セミナーポータルサイトの例として、

セミナーズ

ポータルサイトの最大手で知名度も高く、ビジネス系セミナーが充実。基本登録料や掲載料は無料で、このサイトを経由して申し込みがあった場合、その参加者のセミナー料金から手数料が引かれる。テンプレート登録なども可能で初めてのセミナー開催でも安心。

セミナー情報.com

各地で開催される各種セミナーや講演などの情報を網羅。知名度があり、口コミによる人気度や受講者の評価・感想からセミナーを検索できる。登録料・掲載料・手数料も無料で、催者ページのUIがわかりやすく、セミナー開催が初めてでも問題なくセミナーを告知できる。講師の設定も可能で、数回にわたってセミナーを開催する場合にも便利。

 

セミナーネット

東京、大阪を中心にセミナー情報を掲載。就活系、ビジネス系だけでなく、いろいろな分野のセミナー情報を確認でき、気軽に参加できるものも多い。告知する場合は無料で、こちらからメールを送り、返信として送られてくるメールからセミナーの登録を行う。

 

ビジネスセミナーガイド

ビジネス系のセミナーに特化。大手企業などのセミナーも数多く掲載。掲載料は東京で4,000円、大阪で3,000円となっており、有料である分主催者も参加者も質が高く、より知識やノウハウを得たいと考える閲覧者が多数。

 

EvwntForce

ビジネス系セミナーの掲載が多いが、交流会や勉強会等のイベント集客にも活用可能。SNS機能やコミュニケーション機能があるので、セミナー参加前にさまざまな情報を得ることができる。

などがあります。

 

サイト自体の集客力は実際に掲載してみなければわからないので、試しにいくつかのサイトに掲載してみて、結果集客につながったサイトとそうでなかったものを選別するのも効果的かもしれません。初めてのセミナー開催で予想もしなかった事が起こる可能性もありますので、集客や準備、当日の運営まで、注意すべき点をアドバイスしてくれるサービスが受けられるかどうかをチェックするも重要なポイントです。

 

 

セミナー 集客 代行

セミナー集客代行企業は、効率的に集客する専門スキルやノウハウを持っているので、集客に悩む主催企業に取って頼れる存在となります。ダイレクトメールやテレマーケティング、ネットを活用するのが主でしょう。

 

セミナー 集客 メール

知り合いや購読者が多い場合、メールによる集客やメールマガジンの発行がおすすめです。名刺等連絡先が分かる知り合いで、セミナーの趣向に合いそうな人にメールを送りましょう。まずは、信頼や安心などの人柄がメールでも伝わるような文章を書きます。そして、どういう内容のメールか一目で分かるようにすることも大事です。また、セミナー詳細のページをクリックしてもらえるよう工夫したメールが有効です。メールで要点を伝え、セミナー詳細ページで更に詳細や情報が分かるようにしていきます。

メールマガジンを利用する場合、リアルタイムで直接読者にセミナーの告知をすることができます。気軽に申し込みができるよう、申し込みフォームをリンクしておくことがポイントです。申し込みがあった場合、開催の2日前等にリマインドメールを送る等し、参加予定者がセミナーのことを忘れないようフォローすることも大切です。

 

セミナー 集客 電話

FAXによるDMは、コストがあまりかからず一斉送信できますが、読んでもらえる可能性が低かったり、捨てられたりという可能性が少なくありません。FAX発信する場合は、情報を最小限にしたり、相手に取って得する情報を載せたり等工夫し、会社に人がいる時間帯に送信するようにしましょう。会社が休みの間に送信しても、読んでもらえる可能性がとても低くなりますので気を付けましょう。担当者や部署をなるべく記入したり、申し込み欄や返信先を記載するのもポイントです。

 

セミナー 集客 チラシ

人は「Z目線」でチラシを見ることが多い傾向にあるので、チラシを作る場合に気を付けたいポイントです。チラシを見てすぐに何の商品やサービスなのか分かるように作成しましょう。特に伝えたい情報は、フォーマットや文字の大きさ、色を揃えて載せるようにしましょう。今後もチラシを作成することを念頭に置き、編集しやすいよう情報をデータ化しておくのも有効手段の1つです。 エリアの限定性が高いセミナーならポスティングしても効果が得られるかもしれません。

 

セミナー 集客率

より集客率を上げるには、参加特典をつける、過去のセミナー参加者を優遇し、告知の協力を得る等していきましょう。セミナー集客は常に改善の余地があります。セミナーを振り返り反省、改善策を導くことがセミナーをより良く開催するために重要なポイントとなります。

まとめ

ネット集客は便利ですが、時間や経費がかかるというデメリットもあります。セミナーに興味がありそうな知り合いを誘ってみるというのはとても有効的な手段です。その際、商品やセミナーのポイントを押さえた簡潔な自己紹介トークを用意しておくといいでしょう。他社のセミナーに参加して人脈を増やしたり、自分の客を得るのも有効ですが、同業者の参加禁止のセミナーもありますし、あからさまに集客を呼びかけるのもおすすめしません。また、新規の参加者を得るよりも、セミナーを体験した参加者の方がより参加率が高くなるので、そういう参加者に特典や割引などのメリットを付けて新しい人を紹介してもらうのも効果的でしょう。手に入る数量、時期等の限定価値を付けるのも1つの手段です。メルマガ読者、ブログ読者、Facebook登録者などの「見込み客」を増やしていくことも集客率を上げるのに重要なポイントです。