セミナー集客チラシ 作り方のコツ

集客活動をむやみに行っても集客率は上がりません。効率的に集客率を上げるためには、必要としている人に必要な情報を届けることが第一です。その為のチラシ作りをご紹介していきます。チラシ作成に費用をかけたのに、残念ながら集客率が悪かったという事例が数多くあります。チラシ作成時には、集客の要所を外さないことがとても重要になります。直接会った人にセミナー案内するのは比較的効果が高いですが、1日に会う人数が限られていたり、口約束や好反応はあっても、実際にはセミナー申し込みがなかったりというケースも出てくるでしょう。その点チラシは、何十人、何百人にセミナーの案内をすることが可能なのです。なお、チラシ作成時に重要な3つのポイントは「誰に伝えたいか」「何を伝えたいか」「お得な情報」です。また、人の目線はZの形で動きます。見る人の目の流れに合わせて情報の順番を考えるのも大事なポイントになります。
①キャッチコピー
②どういう人が対象なのか(オススメやメリット)
③プログラム内容
④講師の紹介
⑤セミナーについての詳細(どんな行動を取ればいいのか?)

これらをZ導線になるように配置していきましょう。

また次回チラシを制作する時に編集しやすいように情報の区分けをしておきましょう。パワーポイントがおすすめです。パワーポイントとは、Microsoftのプレゼンテーションソフトのことで、プレゼンテーションの準備から本番までをトータルサポートし、文字や写真、グラフなどが入った見栄えのするスライドを簡単に作成できます。 また、イベントで使えるセミナーや講演会向けの無料チラシテンプレートも多数ありますので、「セミナー テンプレート」でネット検索してみましょう。それらは、写真やテキストを変えるだけでオリジナルのイベント告知チラシを簡単に作ることができます。制作のコツや作り方の説明書があるので、初心者でも安心して使うことができますし、サイズを変更することで、ポスターやDM(ポストカード)に使うこともできます。

 

集客の要所を外さないチラシ

まず、どんな人向けのセミナーなのかという方向性を決めます。チラシを受け取って、自分に該当する事柄だと思った人の興味を引くことが大事なのです。チラシは受け取ってから約2秒しか人の目に留まりません。その2秒の間に、その人に取って有益な情報が載っていると気付いてもらうことが、チラシ作成の上でとても重要なポイントですが、キャッチコピーが長くなるような場合は、メイン、サブのキャッチコピーを作るようにましょう。また、メリハリをつけることもポイントです。大きさや色や囲み、画像を使うのも良いでしょう。

ターゲットとなる人の悩みに焦点を当てるのも一つの方法です。誰でも、悩みの解決や願いを叶えたいという気持ちは同じです。例えば、長年かけているのになかなかうまくいかない人に取って「2年以内に事業が成功」という文句はとても魅力的に感じることでしょう。性別、年齢、性格、職業、在住地域などに焦点を当てるのも有効でしょう。また、ターゲットになる人の興味や関心を事前にリサーチしておくのも有効な方法です。例えば、20代女性のスポーツジムで人気の運動は何か、何の目的で運動するのか。同じ運動をするのでも、健康の為にするのかダイエットの為にするのかで、年齢、性別によって大きく差があります。それを事前に調査しておくことで、ターゲットの興味を一気に引くことが可能となります。

キャッチコピー

方向性を定めたら、一目で興味を引くようなキャッチコピーを作ります。興味を持ち、詳細を知りたいと思わせるようなキャッチコピーにしなければ、チラシを見た人が2秒の間に興味を失い、チラシは即ごみ箱行きになってしまう確率が高くなります。自分のことだ!自分に取って有益だ!と思わせるような、なおかつその人の願望、理想の状態になれるようなキャッチコピーを載せることで、興味を持たせて詳細に導いていくのです。また、誰もが関心のあるニュースのようなキャッチコピーにしたり、「成功率120%」などと具体的な数字を挙げてみるのも方法の1つですが、内容をすべて明かすのはNGです。キャッチコピーで全ての内容が分かってしまったら、後の詳細を読む気がなくなってしまうことでしょう。「あなたは事業で成功する為にこんな間違いをしていませんか?」「ある方法が記憶力をよくする」等、「こんな」「ある」等の言葉で、相手の興味を引き、続きを読みたいと思わせるという方法もあります。商品力や強かったり、商品やサービスがとても魅力がある場合は、キャッチコピーでそれをストレートに伝えた方が良いケースもあります。ギャップを使ったキャッチコピーも有効でしょう。「学年最下位だった受験生が、半年で学年上位に」「好きなだけ食事しても太らないある方法とは?」など、不可能そうな、あり得ないようなギャップで興味を引く例もあります。キャッチコピーの中に、強烈な強い言葉(パワーワード)を入れ込むのも良いでしょう。ポジティブなパワーワードもネガティブなパワーワードもあります。「衝撃的」「伝説的」「記録的」「運命的」「究極の」「奇跡的」「危機」「破綻」「崩壊」「転落」「目撃」などいろいろありますが、ネガティブなパワーワードは不快に思う人もいますので、使用する際にはじゅうぶん気を付けましょう。

人間は簡単かつ即効性のあるものを好む傾向にあります。「簡単(楽)で早い、安い」とより興味を引くことができると言えるでしょう。また、質問に対して答えよう、答えを知りたいと思うのも、多くの人の習性と言えます。問いを投げかけるようなキャッチコピーにすることで興味を引き、詳細説明へと促すことも有効な手段です。

上記の手段を使い、組み合わせてキャッチコピーを作成した後は、それがセミナーでいかに実現するのかを記載していきます。具体的なセミナーの内容や実績を載せましょう。過去数千人参加の人気セミナー、第一人者の山下氏を招いての貴重なセミナー、〇〇社で200%売り上げを伸ばした実績のあるノウハウあり、セミナー後のサポートも充実、セミナー参加者がお互いに交流できる場を設置等。

必要事項

セミナー当日の情報(日時、場所、主題、プログラム、費用等)も載せます。場所は、施設名や住所だけでなく地図や最寄り駅からかかる時間や方法も載せるととても親切です。

セミナー参加者の声を載せるのも重要なポイントになります。定期的に開催されている人気のセミナーというイメージが自然と伝わることでしょう。また、自分と同じような人が他にもいるのだという親近感を持たせることもできるでしょう。セミナー参加者の声を載せることで、セミナーを受けることで悩みが解決されたり願望が叶うという事実が伝わります。その為に、セミナー開催時にアンケートを取ることも必要となります。アンケートを取ることは、次の集客や売り上げ、セミナーを開催していく上での自身の成長となる大事な要素へと繋がっていきますので、是非実践しましょう。

アンケートを準備する

何となくアンケートを取るのでは、時間と労力の無駄です。後々成果の出るアンケートを用意しましょう。アンケートを取る上で一番大事なのは、参加者の氏名と連絡先を得ることです。セミナー後も情報発信(セミナー告知や商品、サービスの案内等)することができる為、今後の集客や売上の安定に繋がっていきます。また、日頃からメルマガを発信したり、SNSへの案内をしたりしていくことで親密度や信頼を増すこともできるでしょう。

アンケートを取ることで、新たな発見をすることもできます。セミナー開催時に伝えたい事柄(伝えたい事柄やスキル)の中で、自分では当たり前なことでも、参加者に取っては新しく気付くことであったり、思いがけない強みだったりするケースがあります。それを発見することで、今後に活かすことができるでしょう。また、参加者の悩みや願望を、アンケートによって明確にしていくこともできます。悩みや願望は決してシンプルなものではなく、様々な要素がいろいろ絡み合っているものです。その要素を解決していくべく次回セミナーに繋げたり、別セミナーを立ち上げたり、新しい商品やサービスを作っていくことに繋がります。

信頼度UP

以上の事柄をチラシに盛り込むのに加えて、「参加してみよう」という気持ちを確実に掴む為に、特典(早期割引や紹介者割引等)を設けたり、参加するに当たって不安に思う要素を取り除けるよう先手(返金保証や、費用が高い場合の説明の強化、無理な営業や売込みは一切しません等 )を打ちましょう。また、講師の写真やプロフィールを載せたり、お客様の声を載せるのは、信用を得るのに有効です。

まとめ

最後に、セミナーの申し込み方法を記載するのを忘れないようにしましょう。申し込み先や申し込み方法(電話、メール等)、申し込み必要の有無、締め切りなどを載せ、チラシを見て興味がある時にすぐに申し込める状態にしておくことが大事です。時間が経つ程興味も薄れ、「まぁいいか」となってしまうのです。

チラシ作成において、デザイン的にも共感を得ることが大事です。キャッチコピーで共感を得るのはもちろん、写真や配色でも共感を得ることで、反響を呼ぶことに繋がっていきます。写真を選ぶ場合、キャッチコピーに合う写真を選びます。良い写真だからと、キャッチコピーからずれた写真にしてしまうと、統一感がなくなってしまい、共感度が一気に落ちてしまうでしょう。また、配色でも共感を得られるように工夫していきます。季節によって配色を変える(春は桜をイメージさせるピンク、夏は海をイメージさせるブルー、秋は紅葉をイメージさせる黄色やオレンジ、冬は雪をイメージさせる白等)ことで、親近感を出すことができます。また、年代や性別によっても配色を併せていくことで、より共感を得られるチラシに仕上がるでしょう。